Cyberpunk 2077のDLC「仮初めの自由」の全エンディングをプレイしたのでその感想を書く。結構前のことなので記憶が混乱しているかもしれない。あしからず。
※※以下、ネタバレを含む※※
エンディングは全部で4つ。分岐点は2つ。1つずつみていく。
①ソミ協力>ソミ協力(ソミが月に行く)
②ソミ協力>リード協力(ソミが新合衆国に引き渡される)
③リード協力>リード協力(ソミが新合衆国に引き渡される)
④リード協力>ソミ協力(Vがソミを殺す)
- ①ソミ協力>ソミ協力(ソミが月に行く)
- ②ソミ協力>リード協力(ソミが新合衆国に引き渡される)
- ③リード協力>リード協力(ソミが新合衆国に引き渡される)
- ④リード協力>ソミ協力(Vがソミを殺す)
- キャラ総評
- エンディングはどれがいいか?
- おわりに
①ソミ協力>ソミ協力(ソミが月に行く)
おそらくこれが正規ルートなんじゃないかと思う。
あらゆる仲間や友達を失い、新合衆国に囲われているソミが、新合衆国を裏切り、Vを騙し、文字通りなりふり構わず助かろうともがく。
Vはソミにだまされていたことを知ってなお、ソミを助けることを決め、リードを殺してジョニーには「お人好し」と言われる傍らソミは月へと旅立っていく―。
ざっとこんな感じで、ぱっと見いい話に見えなくもないが筆者にとっては最悪なエンディングに近い。理由は3つ。
ソミが最低
まず、ソミの境遇には同情するところがあるものの、ソミはVを騙していた。
「Relicの問題を解決する」という大前提があるからVはソミに協力したわけでその前提が崩れたら助ける理由はない。
しかも騙してた奴を助ける傭兵なんていてたまるかよ。
筆者はこのあとソミをリードに渡してVが月に行くエンディングを探しまくった。(なかったが)
リードとの対戦体験が微妙
このルートが唯一リードを殺すルートなのだが、リードとの対戦はワンパン(ワンショット)で呆気なく終わってしまう。
筆者がソミ協力ルートを選んだのは「よっしゃリードぶっ倒したろ」という動機が全てだったため、これにはガッカリ。
報酬がしょぼい
4つのそれぞれのエンディングで最終的にもらえる報酬が変わってくる。
このエンディングは2番目に報酬がしょぼいルートだから感情抜きにしてもあんまり選ぶ理由がない。
一応リードのアイコニック武器とソミからアイコニックサイバーウェアを貰えるが、両方そんなに強くない。
②ソミ協力>リード協力(ソミが新合衆国に引き渡される)
ソミに協力したはいいものの、騙されたことを知りリードにソミを引き渡すというルート。
これで引き渡したあとに本編のエンディングに新しく「塔」というエンディングが追加される。以下、「塔」のあらすじ。
リードに電話し、新合衆国の医師に頼る。
治療は成功するものの、Vは数年寝込み、かつての能力も失い、恋人との関係も絶たれる。(私の場合はジュディが結婚していてもう会わないで的なことを言われた)
その後ヴィクターに会いに行くとヴィクターの診療所は企業に買収されていた。
街を歩くと、チンピラに金をたかられ、殴られ、たまたま会ったミスティに「あなたはもう普通の人」と言われて、Vは「普通の人」として生きていく―。
胸糞悪い。恋人にあっさり捨てられたのと、チンピラに為すすべなく殴られるのも腹が立つ。しかもこのルートはクリアした表示が出ないため、筆者はもう一度おなじジョブをやって2回チンピラに殴られた。
間違いなくこのルートがDLCの全エンディングの中で最悪。ストーリー的にもそうだが、実は報酬でも最悪で、このルートが報酬が一番少ない。
唯一の長所はアレックスとリードが両方生存する唯一のルートということ。アレックスが好きなら選んでもいいかも。
③リード協力>リード協力(ソミが新合衆国に引き渡される)
リードに協力するも、ソミはサイバーサイコ化し、暴れるソミをなんとかしてリードに渡すルート。その後②同様「塔」の本編エンディングルートに入る。
「塔」のエンディングを無視すれば筆者としては最も良いエンディングだと思う。
理由は3つ。
報酬が美味しい
リード協力ルート③④では強力なアイコニック武器またはアイコニックサイバーデッキがに入る。これが結構強い。加えてこのルートでは大統領から追加の報酬をもらえた気がする。
ゲーム体験
③④のルートではサイバーサイコ化したソミから隠密する潜伏アクションゲーム要素があるが、これが結構楽しい。
少なくともソミ協力ルートでリードワンパンするよりも断然楽しい。
ソミへの制裁
Vを騙してたソミが嫌いという個人的な理由だが、このルートがソミが最も望んでいないルートだからそれもなおよし。
④リード協力>ソミ協力(Vがソミを殺す)
③とほぼ同じ。違うのは最後にリードに渡す前に、ソミに頼まれた通りにVがソミを殺して、「塔」エンディングが出ないこと。
ソミ本体を直接打てること以外は③を選ばずにこっちを選ぶ理由はないと思う。
キャラ総評
・ソミ
嫌い。無理やり新合衆国に囲い込まれたのは同情に値するが、そこから抜け出すために、無関係な人を巻き込んで結果的に殺した。何よりもVを騙してた。
・マイヤーズ
割と好き。リードやアレックス、ソミにした仕打ちは非道だが、人の上に立つ人間なら仕方がないと思う。
・リード
異常な忠誠心。裏切られて数年放置されたのに命令に従っているのもそうだし、そんな相手に従っていいようになる訳ないじゃん。
・アレックス
一番共感できる。裏切られて恨みつつも結局は仲間のために協力してしまういい人。
エンディングはどれがいいか?
1位 ③リード協力>リード協力(ソミが新合衆国に引き渡される)
2位 ④リード協力>ソミ協力(Vがソミを殺す)
3位 ①ソミ協力>ソミ協力(ソミが月に行く)
4位 ②ソミ協力>リード協力(ソミが新合衆国に引き渡される)
「塔」エンドは無視。
そもそも物語のソミを好きになれなかったから単純に報酬の多寡で決めている感じはある。
おわりに
DLC「仮初の自由」はサイバーパンクらしい後味の悪いエンディングを見れる。
それは一向に構わないけど、今回はソミという中心人物があまりにも気に入らなかったため、どうにもイライラした。
一個くらいVが助かる(Relic問題を解決する)エンディングを入れてくれればいいのにとも思った。